司法アクセス推進協会

会長挨拶

一木剛太郎会長挨拶(2018年9月就任)


リーガルエイドの一層の発展・活性化を―司法アクセス推進協会会長就任にあたって

この度丹羽健介会長の後任として、本年9月から会長に就任した一木剛太郎です。よろしくお願いします。

ご承知のとおり、司法アクセス推進協会は、平成18年の日本司法支援センター(法テラス)の発足に伴い、平成19年3月に解散した財団法人法律扶助協会の役員・職員の有志により平成20年7月に設立され、同年12月に特定非営利活動法人として登録された会員組織で、設立以来10年余が経過しました。 

初代会長には小堀樹先生が、二代目会長には丹羽健介先生が就任されました。

本協会の目的は、日本における司法アクセスの普及を計り、法的問題を抱えた国民が容易かつ迅速に司法救済を受けられるための普及、啓発、調査・研究並びに教育、研修を推進することにより、人権の擁護に寄与することにあり、社会的に弱い立場にある人々をはじめとする、すべての人々に等しく司法アクセスを保障していくための方策を研究する活動を中心課題としてきました。

平成18年法テラス発足以降は、それまで法律扶助協会が担ってきた民事法律扶助事業は法テラスにすべてが移管され、移管後すでに12年以上が経過し法テラスは国民の司法アクセス確保のための不可欠の機関として定着しています。

この間、日本弁護士連合会や単位弁護士会・司法書士会連合会や各地の司法書士会は法テラスの定着・発展のために並々ならぬ努力を重ねてきています。また、弁護士は、民事扶助、国選弁護活動等、また司法書士は民事扶助の実働部隊として法テラスの活動を担っています。さらに、法テラスのスタッフ弁護士は全国で約200名を数え、各地で司法ソーシャルワーク、法教育をはじめ様々な活動に精力的に取り組んでいます。

このような状況の中で、当協会がどのような役割を担い、どのように活動を展開すべきかを考えてみたいと思います。

第一に、リーガルエイドの活動につき世界的な視野から俯瞰・分析し、我が国のリーガルエイドの一層の発展・活性化に寄与したいと考えます。上記のとおり、法テラス、日弁連、司法書士会連合会等は、日常のリーガルエイド活動には熱心に取り組み、また直面する諸問題の解決にエネルギーを傾注しています。しかしながら、リーガルエイドの世界的動向の把握・分析やその諸外国での発展・経験の我が国への導入・吸収などについては必ずしも強い関心は払われていないように感じられます。

海外の動向の研究・把握については、扶助協会は海外調査・研究・提言など優れた実績があり、また当協会においてもこれを継続してきています。この活動を受け継ぎ、一層このような活動を強化してまいりたいと思います。幸い、法テラスなどにおいても、最近、台湾、韓国等との交流を深めつつあり、また法務省では2020年4月に開催されるコングレス開催準備も進めています。当協会も可能な範囲でこれらに協力・参画するとともに、協会独自の活動も展開出来ればと思います。

第二に、当協会の活動を支え、未来を担う若い人材の拡大に取り組みたいと思います。当協会は、扶助協会で活躍していた人材を中心に構成されていますが、私も含め高齢化が進み、また特定の個人に負担がかかっている状況で、このままでは自然消滅の危機を迎えそうです。当協会の活動に関心を抱く若い弁護士、司法書士、法テラス職員などに積極的な参加を呼びかけたいと思います。

第三に、財政的な基盤の確立です。当協会の活動を展開するにあたり安定した資金が必要であることはいうまでもありませんが、残念ながらそのような状況には程遠いのが実情です。会員会費の確実な納入をお願いし、また寄付なども募集したいと思いますので宜しくご協力をお願いします。

以上、就任のご挨拶とさせていただきますが、会員・関係者の皆様が当協会の活動により一層積極的に参加されることを祈念しています。

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